「やめたいのにやめられない」に向き合った偉人たち

やめたいのにやめられない

お酒やたばこなど、くせがやめられない。 同じ悩みと向き合った日本の偉人5人の人生物語を読めます。

この悩みを抱えた偉人

  • 太宰治 — 寝言ねごとのふりをした人

    父の万年筆が欲しかった少年は、寝言のふりでしか頼めなかった。嘘をつき、借金をし、「もらって下さい」と賞まで頼みこんだ作家の、恥ずかしくて目が離せない一生。

  • 福沢諭吉 — 平気なふりをする人

    酒がもらえるならと、泣かずに頭を剃らせた子どもがいた。うれしいことも腹の立つことも顔に出さない、と決めたその人は、身近で世話をした人の目には、喜びも怒りも隠さず外に出す人に見えていた。かつて一万円札に描かれた人の、強がりの一生。

  • 正岡子規 — 欲張りな病人

    「病床六尺、これが我世界である」。友に蒲焼の勘定を回し、選んだ弟子に断られ、痛ければ叫んだ。それでも死の五日前の朝には庭を眺め、納豆売りを励ました、欲張りな俳人の物語。

  • 中原中也 — 憎にくみきれない人

    恋人が親友のもとへ去る日、彼は彼女の割れ物を、その男の家まで届けた。「私の敵の男」と書いたその人に、十二年後、最後の詩集を託たくす。三十歳で逝った詩人の、口惜しくて憎みきれない一生。

  • 大隈重信 — 惜おしくない、と言う人

    「数十年前に切っておくべきだった足を、よくもあの日までとっておけたものだ」。爆弾ばくだんで右足を失った男は、そう語った。学校を追われたことを幸福と言い、死にかけた病も不要ではないと言い、失った片足さえ惜おしいこともないと言った人の、強がりと、それを支えた人たちの物語。

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