「友や仲間を亡くした」に向き合った偉人たち

友や仲間を亡くした

ともに歩いた友だちや仲間が亡くなった。 同じ悩みと向き合った日本の偉人4人の人生物語を読めます。

この悩みを抱えた偉人

  • 空海 — 言葉で勝ちすぎた人

    二十四歳で、自分の分身を「頭は銅の盆、顔は土鍋」と書いた若者がいた。言葉で親族を言い負かし、言葉で異国の役人を動かし、言葉で親友を失った。のちの弘法大師の、意地っぱりで不器用な一生。

  • 宮本武蔵 — 世に逢あわなかった名人

    「勝ったのは、兵法を極めたからではなかった」。一度も負けなかった男は、六十歳でそう書いた。どこにも仕えず、子どもに臆病と笑われ、殿様の前で絵をしくじった人の、強がりな一生。

  • 坂本龍馬 — 死ねない、と書いた人

    運が強くて、死ぬような場所へ出ても死ねない。27歳の弟は、姉への手紙にそう書き、次の手紙では、エヘン、エヘンと威張った。日本を洗濯すると言った男の、見栄っぱりで、冗談の止まらない31年。

  • 津田梅子 — 自分の国の言葉

    手も足も縛られている。耳も聞こえず、口もきけない。17歳の娘がそう書き送ったのは、生まれた国の、自分の家からだった。新しい五千円札の人の、居場所を探し続けた一生。

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