「家を背負わされる」に向き合った偉人たち

「家を背負わされる」——家を継ぐことや役目を、自分で選べずに負わされる。そんな悩みに向き合った先人が、ここに3人います。
- 福沢諭吉(1835–1901)『平気なふりをする人』——酒がもらえるならと、泣かずに頭を剃らせた子どもがいた。
- 樋口一葉(1872–1896)『道ばたでいい、と言った人』——「私の一生は、破れに破れて、道ばたに倒れ伏す物乞い」。
- 柳原白蓮(1885–1967)『始終、嘘をついていた人』——炭鉱王の妻で「筑紫の女王」と呼ばれた歌人は、のちに言った。
分類:家族 近い悩み:親の期待が重い・家族に夢を反対される・家族とうまくいかない
どの人物も、はじめの章は無料で読めます。気になる人から、ひらいてみてください。
この悩みを抱えた偉人
- 福沢諭吉 — 平気なふりをする人
酒がもらえるならと、泣かずに頭を剃らせた子どもがいた。うれしいことも腹の立つことも顔に出さない、と決めたその人は、身近で世話をした人の目には、喜びも怒りも隠さず外に出す人に見えていた。かつて一万円札に描かれた人の、強がりの一生。
- 樋口一葉 — 道ばたでいい、と言った人
「私の一生は、破れに破れて、道ばたに倒れ伏す物乞い」。二十一歳の彼女は、偽名で訪ねた男にそう言った。借金を頼んでは断られ、日記に毒づき、天才と呼ばれても信じなかった、樋口一葉の24年。
- 柳原白蓮 — 始終、嘘をついていた人
炭鉱王の妻で「筑紫の女王」と呼ばれた歌人は、のちに言った。始終嘘をついていなければ、日が送れなかった。三十五歳の秋、友の前で涙をこぼして、彼女は言う。「私、断崖から落っこちるようなことをしてやろうかと思うの」