「約束を守れなかった」に向き合った偉人たち

約束を守れなかった

大切な人との約束をやぶってしまった。 同じ悩みと向き合った日本の偉人4人の人生物語を読めます。

この悩みを抱えた偉人

  • 太宰治 — 寝言ねごとのふりをした人

    父の万年筆が欲しかった少年は、寝言のふりでしか頼めなかった。嘘をつき、借金をし、「もらって下さい」と賞まで頼みこんだ作家の、恥ずかしくて目が離せない一生。

  • 石川啄木 — 正直な嘘つき

    「あの頃はよく嘘を言ひき」と、彼は自分で歌に書いた。結婚式をすっぽかし、友に借りては暮らし、家族を待たせた男は、やがて飾らない言葉だけを書くようになる。暮らしのほうは、最後まで変わらなかった。

  • 野口英世 — 返しきれない人

    左手のことを書いた作文に、級友が10銭ずつ出し合った。その日から彼は、借りては使い果たし、また頭を下げ続けた。かつて千円札に描かれた人の、格好悪くて憎めない一生。

  • 坂本龍馬 — 死ねない、と書いた人

    運が強くて、死ぬような場所へ出ても死ねない。27歳の弟は、姉への手紙にそう書き、次の手紙では、エヘン、エヘンと威張った。日本を洗濯すると言った男の、見栄っぱりで、冗談の止まらない31年。

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