「地元でよそ者あつかい」に向き合った偉人たち

住んでいる町で、なじめずに浮いている。 同じ悩みと向き合った日本の偉人3人の人生物語を読めます。
この悩みを抱えた偉人
- 太宰治 — 寝言のふりをした人
父の万年筆が欲しかった少年は、寝言のふりでしか頼めなかった。嘘をつき、借金をし、「もらって下さい」と賞まで頼みこんだ作家の、恥ずかしくて目が離せない一生。
- 福沢諭吉 — 平気なふりをする人
酒がもらえるならと、泣かずに頭を剃らせた子どもがいた。うれしいことも腹の立つことも顔に出さない、と決めたその人は、身近で世話をした人の目には、喜びも怒りも隠さず外に出す人に見えていた。かつて一万円札に描かれた人の、強がりの一生。
- 中浜万次郎 — 箸で日本人になった人
「腹をすかせていることのほかは、何ひとつ分からなかった」。アメリカの船長が日誌にそう書いた漂流の少年は、十年後、日本語を忘れて帰り、二本の箸で日本人だと認められた。ジョン万次郎の名で知られる人の、侍になっても船乗りのままだった一生。