「家が貧しい」に向き合った偉人たち

生まれた家にお金がなく、がまんが多い。 同じ悩みと向き合った日本の偉人2人の人生物語を読めます。
この悩みを抱えた偉人
- 小泉セツ — 名乗らなかった語り手
「本を見る、いけません。ただあなたの話、あなたの言葉、あなたの考でなければ、いけません」。本を見ながら昔話をする妻に、夫はそう言った。『怪談』の話の多くを語って聞かせたのは、彼女だった。表紙に、その名はない。
- 二宮尊徳 — 取り戻して、手放した人
「お前には家もない。田畑もない」。伯父にそう叱られ、着物で灯を覆って本を読んだと伝えられる少年。十七年かけて買い戻した田畑を、やがて自分の手で売り払った。薪を背負う像で知られる人の、像にはない一生。